かめ壺焼酎蔵「明るい農村」

「日本一礼儀正しい蔵」
霧島神宮 門前蔵かめ壺焼酎明るい農村

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さつま芋の違いで比べる芋焼酎の味わい

こんにちは、明るい農村直売所スタッフです(*’▽’)
先日、蔵では「赤芋(アヤムラサキ)」の仕込みが始まりました。

赤芋とは、皮も中身も赤紫色のさつま芋で、仕込み途中のもろみの色も、目が覚めるような鮮やかな赤紫色です。

さつま芋・綾紫

通常の芋焼酎で多く用いられる芋は「白芋」と言って、皮も中身も白い芋です。
中でも黄金千貫(コガネセンガン)は、ほとんどの焼酎蔵で使われる代表的なさつま芋とも言えます。また、その他にも玉茜(タマアカネ)のようなオレンジ芋と呼ばれるさつま芋で仕込むこともあります。

それぞれの芋仕込みによる焼酎

白芋、オレンジ芋、赤芋。芋の種類が違うので、味や香りももちろん違うのですが、焼酎にした時にどう違うのか?簡単にご説明いたします(*^_^*)

仕込んでいる時には、白芋は白っぽいもろみ、オレンジ芋はカロテンを含むため、オレンジ色のもろみ、赤芋はアントシアニンという色素を多く含み、ショッキングピンクのような鮮やかな赤紫色のもろみになります。
蒸留すると、もろみは無色透明になるため、皆さまに、この色合いを見ていただくことができないのが、残念でなりません(>_<)

香り

白芋仕込みの焼酎は、ふかし芋のようなほっこりとした優しい甘い香りがあります。特にお湯割りにすると、この優しい香りが広がりやすいです。一方、オレンジ芋の中でも特に玉茜仕込みの焼酎は、熱帯果実のような独特のフルーティな香りが特徴です。また、赤芋仕込みの焼酎は、白芋に比べて華やかな香りを持っています。「ヨーグルト」や「赤ワイン」などの表現が近い、甘酸っぱい香りが特徴です。

味わい

白芋仕込みの芋焼酎は、皆さまがイメージされる「the 芋焼酎」な味わいで、さつま芋の味わいが広がります。よりスッキリと楽しむためには水割り・ソーダ割、また、さつま芋のやさしい味わいを楽しみたい場合はお湯割りがおススメです。

オレンジ芋仕込みの焼酎は、その中でも、芋の品種によって大きく異なりますが、中でも、玉茜は、香りが独特なのに対し、味わいは意外とスッキリした甘みが広がります。アロマティックな香りを存分に楽しむならロックがおススメです。

赤芋仕込みの焼酎は、フルーティーな華やかな香りにたいし、その味わいは、穏やかな甘みが広がります。赤芋ならではなの華やかさを楽しむならロックで、お食事と楽しむなら水割りがおススメです。

芋焼酎「明るい農村」

明るい農村

蔵の代表銘柄であり、白芋の特徴を感じられる焼酎。

穏やかでキレのある味わいは、水割り、ロック、お湯割り、ソーダ割と、どんな飲み方でも美味しくいただくことができます!またどんなお食事とも好相性のオールラウンダーです。

芋焼酎「百姓百作 玉茜」

百姓百作 玉茜

オレンジ芋の中でも、強烈な個性がある玉茜!
特にその熱帯果実のような香りと、それに対して意外とスッキリとした味わいの絶妙なバランスがクセになります。ロックや水割りがおすすめ。
【季節限定・数量限定商品】

芋焼酎「明るい農村の四季・秋」

明るい農村の四季・秋

赤芋の風味を存分に楽しむならこれ!
赤芋ならではの華やかな風味が。3年以上貯蔵熟成させたことにより、より濃厚に感じられます。
ロックでその濃厚さを堪能するも良し、水割りでスッキリと楽しむのもおすすめです。【秋限定商品】

飲み比べで芋の違いを感じる!

芋の違いを一番感じられるのは、なんといっても飲み比べ!
白芋仕込みの「明るい農村」・赤芋仕込みの「赤芋明るい農村」をセットにした商品もご用意しています。
贈答用や、ご自分へのご褒美にもぜひ、どうぞ(*^_^*)

※贈答用箱付のセットです。
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【 焼酎蔵の日常 】製造オフシーズンに行うメンテナンス

こんにちは、明るい農村スタッフです(*^_^*)
蔵は、現在オフシーズン中で、 焼酎 の仕込みは行っていない状態です。
以前、このブログでオフシーズン中、蔵ではどんなことをしているか?ということで、蔵内の様々なメンテナンスについて紹介しました。

その際、作業の詳細はお伝えしていなかったので、今回は、メンテナンスの様子を一部ですが、詳しくお伝えしたいと思います(^o^)/

「メンテナンス」と一言で言っても、設備、道具等の点検、部品交換、清掃などなど・・・数えだしたらきりがないのですが、今回は、焼酎 造りに直接携わる部分をご紹介します。

かめ蓋(ぶた)のメンテナンス 柿渋塗装

焼酎 を仕込むかめ壺が並ぶ風景

まず、蔵の中でも最大の特徴でもある「和がめ」。日本製のかめ壺です。創業当時の明治44年から受け継ぐ伝統のかめ壺は、今年で110年目を迎えます。当時の職人さんが、一つ一つ手造りしたため、一つとして全く同じかめ壺はありません。焼酎 の仕込みの際は、一つひとつのかめ壺にあわせて、きめ細やかな対応が必要となります。

かめ壺は、地面に直接埋め込まれており、地中の安定した温度を活かして、もろみが急激な温度変化といったストレスを受けずに、穏やかな状態で発酵できるといったメリットがあります。
かめ壺を使うことにより、柔らかな飲み口の芋焼酎が出来上がることから、明るい農村の個性を生み出すのに、大きな役割を果たしています。
蔵にとって、とても大事なかめ壺。110年の長きにわたって使い続けるためには、しっかりとしたメンテナンスが必要です。

創業以来110年間つたわるかめ壺で、焼酎を仕込んでいます。

そんな、かめ壺に関わるメンテナンスとして、「かめ蓋(ぶた)の柿渋塗装」があります。
かめ蓋とは、上の画像で、かめ壺に置かれている茶色の蓋のことです。

柿渋とは、柿の実を若い内に発酵・圧搾して作られた、抗菌・防腐・防水効果のある、自然由来の染料です。柿渋を塗ることで、かめ蓋そのものが長く使えるようにする役割と、仕込みが始まった際に、 焼酎 造りで雑菌の増殖を防ぐなどの効果もあるとされています。

かめ蓋に、むらなく丁寧に柿渋を塗っていき、丸一日天日干し。
その後、あえて雨風にさらし→再び天日干し、というサイクルを何度か繰り返します(柿渋には独特の匂いがあるため、匂いを抜くための作業です)。
実際に使う前には水洗いして、最後にもう一度乾かして完了です。( ´Д`)=3 フゥ
しっかり手入れをしていれば、美味しい焼酎造りに必ず繋がっていきます!(*^^)v

今期はまだ、かめ蓋への柿渋塗装は行っていませんので、実際に作業を行ったら、Facebookやインスタグラムでお知らせいたします!

【 焼酎蔵の日常】三角棚のメンテナンス

次にご紹介するのは、先日行った「三角棚」のメンテナンス。

「三角棚」とは、焼酎の味わいを語る上で、とても重要な役割を果たす「麹(こうじ)」を育てるための装置で、文字通り三角形の屋根をしています。

焼酎の仕込みで、米麹を造っています。
製造中の三角棚(中に入っているのが米麹(こめこうじ))

三角棚の清掃はもちろん、今回行ったのはフタをとじた際、三角棚の密閉性を高めるためのゴムパッキンの交換!

焼酎 にとって大事な麹を作る三角棚のゴムパッキンを取り換えているところ

地味に見える作業ではありますが、こうした細かな作業をきっちりと行っていくことが大事なことです!!(;’∀’)

それから、三角棚の中で麹の下に敷く、敷布の作成。

焼酎 にとって大事な麹を作る三角棚の中に敷く、敷布を加工しているところ

三角棚の形に合わせて切り込みを入れたり、加工しておくことで、製造シーズンの日々の作業がやりやすくなります。

今回、紹介したのは、数あるメンテナンスの行程の中では、本当にごくごく一部です。オフシーズン中にこうした細かな準備をしっかりと行うことで、製造シーズンには、焼酎造りに集中することができますし、安定した品質の焼酎をみなさまにお届けできるものと思っています。

そうして造られる、かめ壺仕込み焼酎「明るい農村」をぜひお楽しみください!

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父の日にspecialな焼酎 でお父さんと乾杯~♪思い出に残る1本を!

こんにちは、霧島町蒸留所の阿部です。
先日は、母の日のプレゼントをご案内しましたが、来る6月20日(日)は「 父の日 」がやってきます。

毎年5月の「母の日」に比べ、やや忘れられがちなのが「 父の日 」ではないでしょうか…(;’∀’)
母の日が終わったら、次はお父さんにも、日ごろの感謝を伝えましょう!

父の日 に 焼酎 を贈る息子と、受け取る父のイラスト

母の日といえば、カーネーションが象徴的ですよね。では「 父の日 」は??
特に「 父の日 」の象徴として決まったものはないのですが、贈りものとして代表的なものは「ネクタイ」や「ハンカチ」など仕事上使えるもの、そして「お酒」ではないでしょうか。
昨今のコロナ禍においては、ネクタイを締める機会が減っている方もいるかもしれません。ご自宅で過ごされる「宅飲み」需要も増えているため、自宅で楽しめるお酒を喜ばれるお父さんも多いことと思います。

明るい農村では、 父の日 に選んでほしい「オリジナルラベル 焼酎 」や、感謝の気持ちを伝えるのにおすすめの 焼酎 を厳選しました!ぜひ、ご覧になって参考にされてくださいね(*^_^*)

【 父の日 】オススメの「オリジナルラベル 焼酎 」

ラベルに、お好きなお名前や、メッセージを入れることができるので、「 父の日 」をはじめ、様々なお祝いのシーンで使われることが多い 焼酎 です。
直接伝えるのは照れくさい、日ごろの感謝の気持ちを「感謝」や「ありがとう」といった言葉をラベルに添えて贈られてみてはいかがでしょうか(^^♪

父の日 におすすめ 焼酎 「オリジナルラベル 焼酎 」

中身の焼酎は「キリシマメアサ」という銘柄になります。
キリシマメアサは、霧島神宮のご神木の名前で、樹齢800年を越えており、力強いパワーをいただけるような巨木です。このご神木の名前を冠した 焼酎 が「キリシマメアサ」です。

黒麹と白麹をブレンドし、バランスの良い味わいに仕上げています。贈る方を選ばない味わいで、様々な飲み方で美味しくいただくことができますよ(^^♪
※なお、こちらはお申込みから納品まで、7日~10日かかります。ご希望の際は、お早めにご注文ください。

【 父の日 】オススメの「 全量 “芋” 焼酎 」

蔵の売店で、お越しになられた芋焼酎好きの方が、思わず「お?」と目を止めるのが「全量芋焼酎」です。

通常、芋焼酎は原料に米から造る米麹を用います。
この米麹の代わりに、芋から造る芋麹を用いて仕込んだ焼酎は、全量を芋で造る、芋100%の焼酎であるため「全量芋焼酎」と呼ばれます。

米麹で造る焼酎に比べ、より一層、芋そのもののピュアな香りが感じられる焼酎となっています。芋焼酎好きのお父さんには、「全量芋焼酎」をおすすめしてみてはいかがでしょうか!

「全量芋焼酎」は使用する芋の品種によって、2種類ございます。

黄金千貫

黄金千貫100%で造る「黄金全量明るい農村」

父の日 におすすめの 焼酎 黄金全量明るい農村の商品画像
赤芋のもろみ

赤芋100%で造る「赤芋全量明るい農村」

父の日 におすすめの 焼酎 赤芋全量明るい農村の商品画像

皆さまの「 父の日 」が素敵な一日となりますことを願っております♪
また、私も、父親の端くれですので(笑)、陰ながら、世のお父様方が、ちゃんと「 父の日 」をしてもらえることも、切に願っております!(^◇^)/

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【夏の贈り物は焼酎を】 お中元 の準備はお早めに!

お中元 にぴったりの焼酎をご紹介!!

日に日に暖かくなってきて、時には半袖でも暑いくらいの日も出てきました。
個人的には冬の寒さより夏の暑さの方が、気持ちが開放的になるので好きなのですが、皆さまは夏の到来を控えたこの時期、いかがお過ごしでしょうか(*^-^*)
夏といえば、お世話になっている方へ「 お中元 」として贈り物を贈る時期でもあります。

地域によって、お中元の時期は異なるようですが、7月初旬~8月中旬ころの夏真っ盛りの時期に贈るのが一般的でしょうか。
例年、夏になったら お中元 を贈ろうと思いながら、気づいた時はすでに8月!「急いで準備しなきゃ!」なんていうこともあったような(-_-;)早め早めのご準備で、今から下調べしておくと、いざという時にスムーズに対応できますよね♪

お中元 に 焼酎 を渡す女性のイメージイラスト

特に近年は、コロナ禍で親しい方とも気軽に会えない状況にあり、「贈り物」を贈り合う機会が増えているという話も聞くようになりました。本当は対面で言葉を交わしたいけれど、贈り物で「いつもありがとうございます。」「今後ともよろしくお願いします。」といった気持ちを伝える方が増えているのでしょうね。

そんな お中元で人気が高いのが、夏に爽快に飲むことができる「お酒類」。
そして、実は「焼酎」は夏の季語なんです( *´艸`)
ちょっと意外な気がしますが、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には、焼酎を飲めば夏の疲れが回復する、つまり夏バテ防止の酒として愛飲されていたことが記載されています。
アルコール度数の高い焼酎は、夏のうだるような暑さで疲れた体に活を入れる、いわゆる暑気はらいの酒とされていたようです。

そんな夏にぴったりの焼酎の中でも、特に、夏におすすめの品、
もしくは贈り物としておすすめの品をご紹介いたします♪

「 お中元 」にオススメ①THE・ 夏 焼酎

明るい農村の四季シリーズ「夏」

明るい農村の夏の 焼酎 といえば、コレ!その名も「夏」!
ブルーの爽やかなボトルと、清流で遊ぶ子供たちのイラストは、見た目からして夏を感じますよね(*’▽’)

贈り物の場合、おすすめの飲み方などを記載した、商品の説明書も同封いたしますので、贈られた方にも美味しく夏の酒を味わっていただけることと思います♪
商品の詳細は、前回ブログでもご紹介していますので、そちらもご確認くださいね。

お中元 におすすめの 焼酎 明るい農村の四季「夏」の商品画像

720ml 25度(箱入) 価格:2,500円(税込)

「 お中元 」にオススメ②
「霧島の自然」からの贈り物

自社農園 天然酵母仕込み 焼酎 ・農村1号
自社農園 天然酵母仕込み 焼酎 ・農村2号

蔵から車で5分のところにある、ブルーベリー農園。その果実から採取した天然酵母で仕込んだ焼酎です。
霧島の豊かな自然と、冷涼な気候に育まれ、霧島の自然の恵みを、たっぷりとその果実に詰め込んだブルーベリー果実。夏の最盛期には、弾けんばかりの実が果樹全体にたくさん実っています。

仕込み水も、霧島連山が長年かけて生み出した、美味しい天然地下水で仕込んでいます。まさに霧島の自然の恵みをぎゅっと凝縮した 焼酎 が「農村1号」「農村2号」なのです。

お中元 におすすめの 焼酎 農村1号、農村2号の商品画像

農村1号・2号ともに1800ml 25度 3,500円(税込)
※本数限定販売のため、あとわずかとなっています。売り切れの際はご容赦ください。

「 お中元 」にオススメ③
感謝の気持ちを「極上の焼酎」で

明るい農村 10年古酒
赤芋明るい農村 10年古酒

その焼酎が秘めた味わいを、10年という長い年月をかけてじっくりと引き出した極上の一滴。
熟成による、柔らかな飲み口と深みのある味わいは、最上級の逸品です。
お世話になっている方へ、皆さまが感謝の気持ちをお伝えする一助となりましたら、幸いです。

どっしりと芳醇で濃厚な風味の白芋仕込み「明るい農村 10年古酒」
鮮烈なフルーティな香りを纏った赤芋仕込み「赤芋明るい農村 10年古酒」

お中元 におすすめの 焼酎 明るい農村10年古酒と赤芋明るい農村10年古酒の商品画像。

明るい農村 10年古酒…720ml 25度 価格:8,800円(税込)
赤芋明るい農村 10年古酒…720ml 25度 価格:11,000円(税込)

お中元用の熨斗や包装にも無料で対応しております。お気軽にご相談ください♪

焼酎を包装したイメージ画像
焼酎 を梱包した お中元 のイメージイラスト

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芋焼酎 明るい農村四季シリーズ「 夏 」本日5/5発売!

こんにちは(^^)/霧島町蒸留所の阿部です。
今回は爽快な吟醸香が特長の 芋焼酎 明るい農村の四季 夏 をご紹介します。

昨年、新発売した『明るい農村の四季シリーズ』。今年も「春」から発売しておりますが、なんと「春」は、昨年の3倍以上のご注文をいただき、大好評のうちに完売となりました!(^o^)/ありがとうございます!

新しく四季シリーズを知っていただいた方はもちろん、昨年からのリピーターの方も多くいらっしゃるようで、心より感謝申し上げます(*^_^*)。

次いで、本日、立夏5月5日に発売するのは「夏」。四季シリーズの中でも、炭酸割りや、氷をたっぷりと入れた水割りといった、爽快な飲み方がぴったりなのが『明るい農村の四季「夏」』です。

芋焼酎 明るい農の四季・夏と高千穂峰

芋焼酎 明るい農村の四季「夏」とは

夏にぴったりな味わいを目指し、原料には糖度の高い「安納芋」を採用。麹には華やかな香りを生み出す「黄麹」を採用しました。

安納芋

安納芋は種子島発祥の芋で、その糖度の高さから、焼き芋はもちろん、お菓子の原料としてもよく使われています。焼き芋にすると、黄金色のねっとりとした食感で、そのままスイーツを食べているかのような甘さを持っています。

芋焼酎 明るい農村の四季・夏 の安納芋のもろみ

黄麹

黄麹は、主に味噌や醤油、そして日本酒に使われる麹菌です。これには理由があります。

麹菌には、黒麹、白麹、黄麹と種類があり、黒麹、白麹は製造途中で「クエン酸」を発生させます。黄麹は「クエン酸」を発生させません。この「クエン酸」は製造段階のもろみの中で増えることで、雑菌の発生を防ぐ重要な役割があります。

日本酒が造られる地域は比較的寒いところが多いので、気温が低く雑菌が発生しづらい環境であるため、クエン酸を発生させない黄麹でも問題ありません。一方で鹿児島は温暖な気候であることから、焼酎の製造途中で発生する雑菌への対処が課題でした。そんな問題を解決したのが、クエン酸を発生させる黒麹と白麹でした。今では焼酎造りは、黒麹と白麹を使用することが主流となっています。

そういった理由から、私たちの蔵では、黄麹で仕込むのは、1年で一番寒い1月~2月におこなっています。黄麹を使った焼酎は、日本酒の吟醸香のような華やかな香りを有するのが特徴で、焼酎の個性を広げることに大きな役割を果たしています。

夏のイラスト

芋焼酎 明るい農村の四季・夏は、よく冷やして爽やかに!

そんな安納芋×黄麹の組み合わせが生み出す、甘くコクのある風味と爽やかな吟醸香が魅力の四季シリーズ「夏」。

・炭酸割り

おすすめの飲み方は、炭酸割り!炭酸割りにすることで、華やかな香りがふわりと引き立ち、爽快な味わいを楽しむことができます。

芋焼酎 明るい農村の四季・夏とソーダ割

・ロック
氷を入れてキンキンに冷やしたロックもおすすめ。
安納芋に由来する甘さとコクを、より濃厚に楽しむことができます!

乾杯のイラスト

わたしたちが思い描く「夏」をイメージした焼酎で、皆さまも思い思いの「夏」をお楽しみください!

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お茶焼酎 ・ 明るい農村「やぶきた」いかがでしょうか

お茶× 焼酎 明るい農村「やぶきた」

八十八夜は新茶の季節

「夏も近づく八十八夜~♪」
立春から数えて、88日目にあたるのが八十八夜。毎年5月初旬になります。
今年2021年は、5月1日(土)です。

芋焼酎明るい農村と霧島茶やぶきたを組み合わせた、お茶焼酎やぶきたのラベルイラスト

お茶の茶葉は、年に数回収穫ができるのですが、
最も美味しいとされる「新茶」の季節が八十八夜に当たります。
今年は、春が早かったため、霧島では例年より少し早い4月上旬ごろから、
茶摘みが始まりました。

「お茶」と言えば、お茶の産出額で、初めて鹿児島県が全国一位になったというニュースが、
鹿児島県民としては、記憶に新しいところです。
これから、鹿児島のお茶の魅力がより一層全国に広まっていくことを願っています(*^-^*)

お茶焼酎 やぶきたの魅力:鹿児島県のお茶と「やぶきた」

鹿児島県のお茶、と一言で言っても、実はとっても多様なお茶が栽培されています。
有名なところだと、鹿児島の南方、いわゆる南薩(なんさつ)の知覧や頴娃(えい)、
川辺といった地域で栽培される「知覧茶」。お隣の枕崎で栽培される「枕崎茶」など。

そして、鹿児島の北方、北薩(ほくさつ)の、わたしたちの蔵もある、
ここ霧島で栽培される「霧島茶」などがあります。
霧島茶は、全国茶品評会普通煎茶の部で、2017年、2018年、2019年と、
3年連続「産地賞」第1位を受賞しました。

芋焼酎明るい農村と霧島茶やぶきたを組み合わせた、お茶焼酎やぶきたの原料となる霧島茶の茶畑。

鹿児島空港の周辺には、お茶畑がたくさんあります。
鹿児島へ飛行機でお越しになったことがある方は、
一面に広がる霧島茶の茶畑をご覧になったことがあるかもしれませんね(*’▽’)

冷涼な山の地域で栽培されるお茶は香り高く、平地で栽培されるお茶は、
たっぷりの日差しを浴びた成分豊富なお茶になるなど、それぞれの地域によって香りや味わい、
そして色味などに個性があります。

各地で、その土地にあった品種が栽培されているのですが、
中でも最も多く栽培されているのが「やぶきた」です。
全国でも、いわゆるお茶といえば、そのほとんどがこのやぶきた茶と言ってもよいくらい、
高いシェアを誇る品種です。

お茶焼酎 ・やぶきた

蔵で造る芋焼酎に、そんな地元霧島産のやぶきたの茶葉粉末を加えて造ったのが、
お茶焼酎・明るい農村「やぶきたです。

お茶の爽やかな香りをふわりと感じ、芋焼酎ならではの甘味・コクの後に、
お茶の苦みが感じられます。清涼感のある風味は、ロックや水割り、
または炭酸割りといった冷やして飲む飲み方がおすすめなので、これからの季節にはぴったりです!

芋焼酎明るい農村と霧島茶やぶきたを組み合わせた、 お茶 焼酎 やぶきたのお茶割り。
ご自宅でも簡単に試すことができる「お茶焼酎のお茶割り」

先日、蔵のFacebook(霧島町蒸留所「 明るい農村」 | Facebook)にも投稿しておりますが、
お茶焼酎・明るい農村「やぶきた」をお茶で割った、お茶焼酎のお茶割りもおすすめです(*’▽’)。
お茶の風味がより一層際立ち、とても爽やかにその味わいを楽しむことができます。
また、割るお茶の種類を変えることで、味わいもがらりと変わりますので、
割材としてお好みのお茶を探す楽しみもあるかと思います♪
ぜひ、お試しあれ(^^)/

お茶焼酎 のもろみ

芋焼酎明るい農村と霧島茶やぶきたを組み合わせた、 お茶 焼酎 やぶきたの仕込み風景

普段、蔵では白芋や赤芋、紫芋で焼酎を仕込んでいるため、そのもろみの色は、白や赤、紫となります。
この「お茶焼酎やぶきた」では、黄金千貫(白芋)の焼酎に霧島茶の粉末を入れるため、
もろみは鮮やかな緑色となりました。
もろみからは、お茶の何とも良い香りが漂っており、仕上がりを期待させてくれるものでした♪

新茶の季節、お茶焼酎を、ぜひ皆さまもお試しくださいね(^^♪

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母の日 は、「華」やかなお酒はいかが?

こんにちは、明るい農村の阿部です!

今年の5月9日(日)は「 母の日 」。お母さんに、日ごろの感謝を込めて、ありがとうの気持ちを伝える日ですね(*^_^*)

「 母の日 」には、カーネーションなどの花を贈るのが一般的ですが、今年は「華」やかなお酒はいかがでしょう?お酒が好きなお母さんだって多いはず!そんなお母さんには、お酒を贈られるのも良いのでは(^o^)/

華やかな香りの 焼酎 は、水割りやお湯割りだけでなく、炭酸割りでふわっと広がる香りを楽しむこともできるので、これから少しずつ暖かくなる季節にもぴったりです。

母の日 に感謝を伝える女性。華やかな香りの 焼酎 がおすすめです。

母の日 の由来

毎年5月の第二日曜日が「 母の日 」です。そもそも「 母の日 」とはどうやって生まれたのか?
これについては諸説あるのですが、1900年代初頭、アメリカのとある女性が、母親が亡くなったことを追悼したいという気持ちで、母親が勤めていた教会にカーネーションの花を贈ったことが始まりとされています。
その後、これに感動した人々が翌年から、同じ日を「 母の日 」として祝いだしたことで広がりを見せ、1914年にはアメリカで5月の第二日曜日を「 母の日 」として定めたのでした。その後、1900年代中ごろには日本にもこれが伝わり、定着していくのでした。

なぜ 母の日 はカーネーションをあげるの?

母の日 にカーネーションを贈るようになったのは、アメリカのある女性が母への追悼の意を込めて贈った花がカーネーションだったことに由来します。元々は白いカーネーションを贈ったそうですが、現代では赤いカーネーションが一般的となっています。また、アメリカ、日本以外の外国では、カーネーション以外の花が 母の日 に贈られるそうです。
例えばオーストラリアは菊の花、フィンランドではミニバラ、タイではジャスミンなど各国で様々な花が贈られているそうですよ。
花以外にも、いろいろなプレゼントをする国も多いようで、いずれにせよ、お母さんへの感謝の気持ちを表す日としての気持ちは、どの国でも共通なんですね(*^-^*)

カーネーションの花言葉

カーネーションの花言葉は、花の色ごとに異なっており、様々な意味合いがあります。代表的な赤いカーネーションは、「母への愛」「熱烈な愛」といった、まさに王道の意味合いですね。
白いカーネーションは「純潔の愛」「尊敬」などを意味します。
ピンクは「温かい心」「感謝」
紫は「気品」「誇り」
オレンジは「純粋な愛」「あなたを愛します」
青色は「永遠の幸福」など実に様々ですね(^^♪。

「華」やかな 焼酎 を

世界各国で、「花」に限らず色々なものがプレゼントされているようです。お母さんへ、「華」やかな 焼酎 で、ほっとやすらぐ時間をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

赤芋仕込み・明るい農村

「華」やかな香りが特徴の赤芋で仕込んだ芋 焼酎 。皮も中身も真っ赤な赤芋は、仕込み途中のもろみも見事に真っ赤!赤いカーネーションではなく、真っ赤な芋から造った芋 焼酎 です(^^♪

母の日 おすすめ 焼酎 赤芋焼酎明るい農村の、もろみは真っ赤です。
母の日 おすすめ 焼酎 赤芋仕込み明るい農村

紫芋・農家の嫁

焼き芋を使って仕込んだ「農家の嫁」。中でも、「紫芋・農家の嫁」は、独特な華やかさを持つ紫芋を焼き芋にすることで、濃厚な「華」やかさが特徴の 焼酎 となりました。香りも、とっても華やかです。

母の日 おすすめ 焼酎 紫芋農家の嫁

農村のブルーベリー酒

明るい農村をベースに、自社農園のブルーべリーをたっぷりと漬け込み、その甘酸っぱい味わいを十分に引き出しました。砂糖や添加物は一切使用していない、素朴な味わいです。香りは「華」やかで、ワイン感覚でお楽しみください♪

母の日 おすすめ 焼酎 ベースの農村のブルーベリー酒

※ギフトの熨斗や包装対応は無料で行っております。お気軽にご相談ください(^^)/
詳細は下記リンクからご覧ください

ギフト (akarui-nouson.com)

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焼酎造りのオフシーズンに入ります

こんにちは、霧島町蒸留所の阿部です。

本日をもって、今年度の製造が全て終わり、明日から製造はオフシーズンへと入ります。

焼酎 蔵「霧島町蒸留所」の外観

なぜ、オフシーズンがあるのか、その間、蔵人は何をしているのか気になりますよね。そこで、今回はオフシーズンについて掘り下げてみたいと思います。

「 焼酎 は一年中製造しているもの」と、思われている方もたくさんいるのではないでしょうか。 焼酎 は保存がきくので、年間通して飲むことができるのが、その理由かと思います。
しかし、基本的に、芋焼酎の製造シーズンは秋から冬にかけてが、基本となります。

これは原料となるさつま芋や米などの収穫期とその流通が関わっています。
お米もさつま芋も、秋~冬が収穫期。

そして、 焼酎 造りをする際、一仕込みにつき、私たちの蔵では、約1,500kgという大量のさつま芋を使います。
これを安定的に仕入れるためには、収穫期でなければ難しいということが大きな理由です。

そのため、ほとんどの芋焼酎蔵が9月~12月を製造時期としています。
しかし、実は、麦については一年中仕込める原料であるため、それ以外の期間も造ろうと思えば造れないわけではありません。
実際に、わたしたちの蔵も、芋焼酎の仕込みのあとは、麦焼酎の仕込みをしていました。

麦焼酎の仕込みがひと段落すると、ようやくオフシーズンとなります。製造がオフシーズンの間、蔵人は何をしているのでしょうか?

実は「オフ」とは言っても、 焼酎 の仕込みはオフですが、他にも仕事がたくさんあるのです…!
オフシーズンは、約半年間、働き続けた製造の機械や設備、これらのメンテナンス作業を行う大切な期間でもあります。

焼酎 を造る上で最初の工程、麹作りに使うドラム式米蒸機

半年間の間、機械はほとんどフル稼働で動きつづけるため、その負担はとても大きいものです。そのまま整備せずに使い続けると、大切な時期に動かなくなってしまう、といった事態が起きてしまう可能性があります。

それを考えると、メンテナンスはとても大切なものです。

創業当時から引き継いでいるかめ壺のメンテナンスや、機械を解体して洗浄するなど、普段できないことを行ったり、昨年は機械のメンテナンスだけでなく、製造場屋根の改修作業なども行ったりもしました。こうした作業ができるのも、オフシーズンを設けているからですね(*^_^*)

また、自社で保有している田んぼの手入れや、夏になると自社農園のブルーベリー狩り、さらに収穫した実を漬け込んで造る「農村のブルーベリー酒」の仕込みも、この期間に行っています!

焼酎 ベースのリキュール、ブルーベリー酒のブルーベリー収穫の様子

結構やることがたくさんあります(>_<)というわけで、製造はオフシーズンにはなりますが、蔵人の「見えない仕事」がこれから始まるのです!また、そちらの様子もfacebookInstagram、こちらのブログでご案内してまいります。

なお、オフシーズン期間中も、蔵のご見学はもちろん通常通り承っておりますので、蔵に来られた際は、気兼ねなく見学をお申し付けくださいね♪

お友達に教える:

クサい焼酎!?「鼻つまみ」焼酎とは!?

こんにちは(^^)/霧島町蒸留所の阿部です。

「昔の焼酎はクサかった」なんてことを聞いたことはありませんか?
それは、時にその言葉通り「クサくて飲めなかった」という否定的な意味合いもあれば、時に「あの独特な香りが美味かった」といった肯定的な意味合いでも使われていたりもします。

焼酎が「クサかった」理由

昔の 焼酎 がクサいといわれた原因はいくつかありますが、主に
1.原料芋の傷み臭
2.仕込時の発酵不良(製造技術の稚拙)
3.貯蔵時、焼酎が空気に触れ酸化した時の油臭、酸化臭 などです。

近年、こうした原因は製造技術の進化とともに改善され、良くも悪くも香りや味わいが”きれい”な焼酎が多くなりました。

これは、 焼酎 を多くの人が飲むようになり、製造技術が進化した結果として、必然的に親しみやすい味わいになっていったからなのですが、一方で、昔のクサかったという焼酎を懐かしむ方もいらっしゃると思います。
クサい=クセがある酒というのは、好みがはっきりとわかれますが、ハマる方ははがっつりとハマってしまうのでしょうね(; ・`д・´)

鼻つまみ焼酎

今回ご紹介する、弊社の「鼻つまみ焼酎」はそんな昔の焼酎を思わせる、芋焼酎らしい「クサさ」を持ち味とした 焼酎 なのです。
焼酎の香りを最も感じやすい飲み方である、お湯割りで飲むと、お湯の湯気とともに「クサ~い」香りが立ち上ります。

鼻つまみ焼酎 1800ml 720ml

今の時代、わからないことは調べれば何でも最短ルートでたどり着けてしまうようになりました。しかし、あえて昔を振り返り、最短ルートならおそらく通らないであろう道に寄り道してみると、意外な発見や、学びがあったりするものです。

おそらく、クサいといわれて飲みたいと思う方は少数派だと思いますが、あえての寄り道。洗練された時代だからこそ、クサさを個性として輝かせる「昔の芋焼酎」を試してみてはいかがでしょうか(*^_^*)

ちなみに

ちなみに、「鼻つまみ焼酎」のラベルに「よかかざじゃが!」と話す少年が描かれていますが、「かざ」とは、鹿児島弁で、「香/香気/臭気」を『かざ』と読み、そのまま香りを意味しています。直訳すると「(クサいけれど)良い香りだ!」と言っているのですね(^^)/

焼酎 の香りをかいで鼻をつまむ青年のイメージ

皆さまも、「鼻つまみ焼酎」をお湯割りで、鼻をつまみながら飲んでみてはいかがでしょうか。
※味や香りの感じ方には、個人差がありますことを、あらかじめ、ご了承ください。

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世界から見た焼酎「JAPANESE SPIRITS」

こんにちは(^^)/霧島町蒸留所の阿部です。
「焼酎」を、普段とは異なる視点から見てみると、意外なことがわかる!
ということで、今回は、「日本での焼酎」ではなく、「世界から見た焼酎」とは、どんな存在なのか。
といった視点で、焼酎を見てみたいと思います。

焼酎や日本酒は、日本の國酒(こくしゅ)として、日本を代表するお酒であるとされています。
もちろん、日本人にとってはどちらも身近なお酒で、広く知られておりますが、世界の人からすると、まだまだ焼酎や日本酒の存在というのは知られていない部分が多くあります。

近年では、日本酒は「JAPANESE SAKE」として、食事との相性の良さなどの観点から、世界の食通の中では知られる存在となってきていますが、焼酎はまだまだ、その存在自体が認知されていないのが現状です。

世界の蒸留酒というと、何が浮かんでくるでしょうか。
代表的なところでは
「ウイスキー」
「ブランデー」
「ウォッカ」
「テキーラ」
「ジン」
「ラム」など。

他にも
「カルヴァドス」
「グラッパ」
「白酒」
「ピスコ」
「アクアヴィット」
「メスカル」などなど・・・。
こうした世界の蒸留酒と、焼酎を比較することで、焼酎の意外な一面が見えてきます。

アルコール度数から見る

1つめの特徴として焼酎は、世界の中の蒸留酒としてはアルコール度数が「低い」ということが挙げられます。先に挙げた世界の蒸留酒は、アルコール度数が40度~と高い度数で造られます。
それに対して焼酎は25度が一般的。(20度~30度(泡盛など)もあり)
焼酎のアルコール度数(25度)を「低い」と思うことは、通常あまりないと思います。むしろ、日本で飲むお酒の中ではアルコール度数が「高い」方ですよね。

これは、世界の蒸留酒の多くは蒸留回数が2~3回が主流なのに対して、本格焼酎は1回のみ。

本格焼酎は単式蒸留で1回しか蒸留を行わない分、芋焼酎で、原酒のアルコール度数が36~38度前後となります。
しかし、蒸留回数が少ないということは、それだけ原材料が持つ個性を残し、その風味を色濃く感じられる酒である、という言い方もできます。

原料から見る

次に、その原料ですが
・ウイスキー=小麦、ライ麦、トウモロコシ、大麦麦芽など
・ブランデー=ブドウ、リンゴなど
・ウォッカ=穀物類
・テキーラ=アガベ(サボテンのような植物)
・ジン=大麦など+ジュニパーベリー等のボタニカル(薬草類)
・ラム=サトウキビ
で造られています。

焼酎は、以前、本ブログでも書きましたが、芋、麦、米を中心にソバ、シソ、酒粕、その他多数の原料で造ることができ、それぞれに異なる風味を持っています。
このように、一種のお酒で、多様な原料の味わいを楽しむことができるのは、世界から見ても非常に珍しいことと言えます。

これに関しては、前項で記した蒸留回数が1回である=個性が残りやすい。
という特徴があるからこそ、本格焼酎は多くの種類の原材料が使われるようになったのではないかと推察できます(^^)/

飲み方・飲むシーンから見る

さらに、飲み方ですが、世界の蒸留酒の多くはストレートやロックが多いですが、カクテルとして様々なもので割ったり、混ぜたりしても飲まれています。
焼酎も同様に、ロックや、最近では炭酸割りでも飲まれますが、水割りやお湯割りで割って飲まれることも多いお酒です。ストレートで飲む方は、どちらかというと少ないのではないでしょうか?

中でもお湯割りについては、ホットウイスキー(ウイスキーのお湯割り)など、焼酎以外のお酒でも、飲まれないわけではないですが、日常的にお湯割りを飲むのは、珍しいと言えるかもしれません。

さらには、それを食事と一緒に楽しむ「食中酒」であること。
これは、特に焼酎に対して言える、非常に特徴的な点です。
通常、世界の蒸留酒は、バーやパブなどでお酒単体として楽しむスタイルが一般的です。(食事はつまみ程度の軽食)
食事中に飲むお酒は、ビールやワインといった醸造酒が選ばれます。

焼酎はお湯割りや水割りなど、割ることで、食事中に飲みやすいアルコール度数に調整してから飲まれます。(醸造酒であるワインやビールとアルコール度数が近くなります)
つまり、焼酎は、食中酒として楽しむ蒸留酒であるという非常に珍しい特徴があるのです。最近はハイボールがあるので、蒸留酒の一つであるウイスキーも食事中に飲まれるようになりましたが、食中酒としての役割が主な蒸留酒は世界でも、焼酎くらいではないでしょうか。

世界からの視点で見てみると、焼酎の意外な一面が見えたのではないでしょうか?
現在、焼酎の世界的な知名度は、まだまだ高くないと書きましたが、バーでカクテルの素材として焼酎を扱う取り組みや、先に書いた「食中酒として楽しむ蒸留酒」として、ワイングラスで焼酎の水割りを飲んだりと、焼酎を世界に向けて発信する取り組みも各方面で行われています。

こうした取り組みが広がっていくことで、近い将来、日本の國酒である焼酎を旅行先の海外で飲む、なんていう日が来るかもしれませんね。

実は、「明るい農村」は世界の鑑評会での受賞歴を持っており、世界からの視点でも品質を評価していただいています。

【受賞歴】

サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2018
DOUBLE GOLD MEDAL

ニューヨーク・インターナショナル・スピリッツ・コンペティション2018
GOLD MEDAL

ロサンゼルス・インターナショナル・スピリッツ・コンペティション2019
GOLD MEDAL
など

ぜひ、國酒である焼酎を、そしてわたしたちの焼酎「明るい農村」を「JAPANESE SPIRITS」として“世界目線”で飲んでみてください!(*’▽’)

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明るい農村通販HP

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かめ壺焼酎蔵「明るい農村」