お知らせ


  1. お知らせ
  2. ブログ
  3. 夏の楽しい芋焼酎の飲み方「パーシャルショット」

夏の楽しい芋焼酎の飲み方「パーシャルショット」

黄金ハツダレ 赤芋ハツダレ明るい農村 冷凍庫でキンキンに

こんにちは、明るい農村スタッフです。

年々、暑さが厳しくなる日本の夏。今回は、そんな夏の湿気や、残暑をすっきりとさせる芋焼酎の楽しい飲み方、『ハツダレのパーシャルショット』をご紹介します。

ハツダレとは

芋焼酎は、原材料のさつまいもや米と水、微生物の麹、酵母の力によって、アルコール発酵をしてもらうわけですが、すべてが合わさり、どろどろで、時にポコポコと発酵しているものをモロミといいます。

そんなモロミから、芋焼酎づくりの最終工程である「アルコールを取り出す(蒸留する)」際に、一番はじめに出てくる部分のことを、「ハツダレ」といいます。漢字では「初垂れ」と書きます。

1500kgのさつま芋で仕込みをして、わずか10リットルしか取れない稀少な部分!

蒸留するモロミには水分とアルコール分が含まれており、水分が100℃で沸騰するのに対し、アルコール分は約78℃で沸騰します。そのため、蒸留すると、水分よりも先にアルコール分が蒸発を始めるので、最初に出てくる部分・ハツダレは高アルコールになります。

ちなみに、わたし達、明るい農村の蔵の「ハツダレ」はアルコール度数44度です。

日本の酒税法では、焼酎の定義を、

「アルコール含有物を蒸留した酒類のうち、単式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分45度以下」(一部抜粋)」としているため、焼酎と呼べるギリギリの度数、ということになります(;’∀’)
一般的なウイスキーが40度だと考えると、そのアルコール度数の高さをより実感していただけるのではないでしょうか・・・。

パーシャルショットとは

そんなハツダレの、夏におすすめの飲み方としてご提案しますのが、パーシャルショットです。

冷凍庫で冷やしたハツダレのパーシャルショット グラスに注ぐ

「パーシャルショット」は、お酒を冷凍庫に入れてキンキンにしたものを飲むという、シンプルかつ爽快な飲み方ですよ。

ハツダレはアルコール度数が高いため、家庭用の冷凍庫では凍りません!
シロップのように、とろりとした飲み口になり、常温で飲む時とは、ひと味もふた味も違った印象になります。
(※通常25度の焼酎は冷凍庫に入れると凍ってしまいます。)

試飲してみました

家庭用の冷凍庫に、「赤芋ハツダレ 明るい農村」を瓶ごと入れて冷やしておきます。
・・・待つこと半日。

取り出すと、まず、なんといっても冷凍庫でキンキンになっているため、冷たい!です。

そして普通、お酒は冷やせば冷やすほど、香りは感じづらくなるのですが、赤芋ハツダレは、これだけ冷えていてもフルーティな香りが立ち上ってきます!

口にふくむと、口の中で液体の温度が上がることで、その香りがさらにふくらみ濃厚~な香りを楽しむことができます。味わいももちろん濃厚で、芋の味わいもしっかりと感じられます♪

少しの加水で、驚きの変化

一通り味わったところで、ひと手間加えてみましょう。
ハツダレの入ったグラスに、お水を少量、ちょろっと入れてみます。

すると、香りは一層引き立ち、何よりも飲んだ時の甘さが際立ちました。

これは、ウイスキーなどを飲む際によく用いられる方法で、加水することで、香り成分が引き立ち、そのお酒が持つ本来のポテンシャルを一層引き出せるというもの。

ウイスキーと同じくらいの度数がある、ハツダレだからこそ、同じような効果が得られるのだと思います。

※アルコール度数が高いので、深酒になりませんよう、少量ずつお楽しみください。

赤芋ハツダレ・明るい農村

赤芋ハツダレ 明るい農村


皮も果肉も赤紫色のさつまいもで仕込んだ芋焼酎「赤芋仕込み明るい農村」を蒸留して初めに出てくる、うまみが詰まった希少な芋焼酎。やわらかな甘みと、フルーティーな香りが鮮烈に広がります。

黄金ハツダレ・明るい農村

黄金ハツダレ 明るい農村


かめ壺焼酎「明るい農村」は、皮も果肉も薄黄色~白色のさつまいもを仕込んだ芋焼酎ですが、蒸留をして初めにとれる、うまみが詰まった希少な部分を瓶につめました。
芳醇な香りと、キレのよい甘さが、強烈に広がります。

最後に

暑い夏が続きますが、朝から夜まで続く高温と、じめじめとした湿気を追い払ってくれるかのような、「ガツン!」と濃厚なハツダレで、爽快な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

今回試飲では、「赤芋ハツダレ 明るい農村」を試しましたが、白芋から造られる「黄金ハツダレ 明るい農村」も、バナナのようなフルーティな香りでとっても美味しいので、ぜひお試しください。


PAGE TOP